(投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

宮崎応用地質研究会のホームページ移転

  • Biden
  • 2022/03/10 (Thu) 08:27:11
宮崎応用地質研究会のホームページは移転しました。URLは以下です。
https://miyazakioyo-geo.com/

ウクライナの南ルーマニア

  • Biden
  • 2022/03/03 (Thu) 16:12:09
本会初代会長の藤本廣はルーマニアにいた。レストランで食事をしていたとき、日本の新聞記者と話をした。まだルーマニアが共産圏のころである。新聞記者は、ソ連が共産主義をやめるといっていますと話をした。新聞記者の情報収集は早いと話されたことがあります。写真は朝日新聞からです。

ナウマンのルートマップ

  • Biden
  • 2022/02/14 (Mon) 12:51:36
ナウマンのルートマップ。フォッサマグナミュージアムから複写。熊本から延岡日向 湯山峠を経て人吉へ下った。気圧計(高度計)と羅針盤(俯角を計測したかもしれない)量程車を使用したと思われます。

Re: ナウマンのルートマップ

  • タカタカ
  • 2022/02/16 (Wed) 12:40:20
ナウマンさんの通過ルートはすごいですね。
明治の初めなのに、北海道以外の日本をほぼ全部、歩いているようです。また名前を残したフォッサマグナは密に歩いていることが解ります。紀伊半島を縦切りに行っていますが、これは神武天皇が東征をしたときに、八咫烏に案内されたルートなので、それをトレースしたのでしょうか?(^-^)中国地方と、岐阜、石川県辺りに行かなかったのは、何か理由があったんでしょうか?

シモバシラ

  • Biden
  • 2022/02/05 (Sat) 10:58:57
今日はシモバシラが見れそうです。シソ科の植物で冬は枯死しているようです。維管束からサクションで吸い上げられた水分が氷結したものです。冬の形態が名前になりました。

Re: シモバシラ

  • タカタカ
  • 2022/02/06 (Sun) 14:03:43
エッ!
シモバシラって言う植物があるんですか?
知りませんでした。この年になるまで
(^-^)

Re: シモバシラ

  • 藤井
  • 2022/02/06 (Sun) 09:30:00
「シモバシラ」という名前の植物なのですね。土壌水分の流れが可視化されて面白いですね。私はこの現象をまだ見たこと(気づいたこと)ありません。
Wikiによると関東以南~九州まで見られるようですが、この写真はどのあたりで、どのような状況で撮られたものですか?

書籍紹介「地学の語源」

  • 藤井
  • 2022/02/01 (Tue) 07:25:50
かなり古い本で、中古でしか手に入りませんが、専門用語の語源を紐解くのは面白いです。用語の本質内な意味を知ることは大事です。また、現在の事典との比較で用語の正しい使い方を確認できます。*最近の地学の教科書も面白いです。相当新しい情報が詳しく載っています。(驚き)
検索:地学の語源をさぐる (1978年)

書籍紹介「大地の鼓動 柱状節理の四季」

  • 藤井
  • 2022/01/19 (Wed) 08:35:19
日本各地の柱状節理をダイナミックな写真で紹介してある写真集です。中古でしか残っていないようで、高価でしたが、これは見ごたえがあります。ぜひ(笑)!
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4838199732/ref=ppx_yo_dt_b_asin_image_o08_s00?ie=UTF8&psc=1
柱状節理の幾何学模様が美しいです。また、柱に対して直角な割れ目や、中には柱に対して斜め方向に走る割れ目が確認できる柱状節理もあり、大変興味深いです。なお、柱状節理の定義については、引き続き調べていますが、海外の地質学の辞書や論文においても、火山岩や火砕流堆積物の冷却、収縮に関連付けて説明されており、そのような成因で形成されたものを特に「Columnar Joints(柱状節理)」と呼んでいるようです。(月末にあと2冊辞書が届きます。)
ただし、海外の事例に面白い柱状節理を発見しました。
それは、「堆積岩である砂岩」が一度、高温で溶解した後に、「再結晶化して柱状節理が形成」されている例です。(近傍に非常に高温の岩脈が貫入し溶解、再結晶したもの)この目で見てみたいです。
<検索> Columnar joints in the Patiño formation sandstones PDFがダウンロード出来ます。

Re: 書籍紹介「大地の鼓動 柱状節理の四季」

  • 藤井
  • 2022/01/29 (Sat) 00:34:10
「柱状節理(columnar jointing)」の定義について、海外の地質学関連の2つの辞書が届きましたので抜粋します。
① Dictionary of Geology & Mineralogy (McGraw-Hill Dictionary
columnar jointing [GEOL]
Parallel, prismatic columns that are formed as a result of contraction during cooling in basaltic flow and other extrusive and intrusive rocks.Also known as columnar structure; prismatic jointing; prismatic structure. 
② A Dictionary of Geology and Earth Sciences (Oxford Quick Reference) (pp.587-588).
columnar Applied to the habit or shape of a crystal that is rod-like,with parallel faces, giving it the appearance of a column.Rocks such as basalts and dolerites may cool and develop a polygonal system of joints, usually at right angles to the cooling surfaces of the igneous body; the joints are well exposed by weathering.This feature is known as columnar jointing.
以上のように、海外の事典においても下記の点が示されています。
・火山活動に関連して生成された岩石(地質体)に特徴的にみられる。
・冷却、収縮する過程で形成された柱状構造を形成する節理、または岩体をcolumnar jointingと呼ぶ。
したがって、砂岩などの堆積岩にみられる節理に対して柱状節理の用語を用いることは、対象や成因が異なるため、地質学的には不適切と考えます。いかがでしょうか?
(なお、先に紹介した特別な事例は、火成作用に伴い熱せられて溶融した砂岩が再結晶化、冷却、収縮する過程で形成されたものであり、柱状節理と呼ぶに値すると考えます。)

Re: 書籍紹介「大地の鼓動 柱状節理の四季」

  • タカタカ
  • 2022/01/28 (Fri) 08:56:20
Columnar joints in the Patiño formation sandstones
上記のPDF紹介ありがとうございました。
世界にはなんとたくさんの柱状節理があることか!!!
30分ほど、柱状節理の写真を見ていました。
(^-^)

宮崎層群の泥岩のスレーキング

  • S.G.
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  • 2022/01/20 (Thu) 00:01:27
 宮崎県の国富町を走る県道沿いに見られる宮崎層群の泥岩のスレーキング現象です。
 泥岩が乾湿繰り返しにより、土砂化して体積が膨張するとともに強度を失い、モルタル吹付工を壊して崩れています。
 今後、崩壊が拡大することが危惧されます。

Re: 宮崎層群の泥岩のスレーキング

  • S.G.
  • E-mail
  • 2022/01/21 (Fri) 07:03:37
タカタカさん、貴重なコメントをありがとうございました。
気候変動や大気汚染等による環境変化によって、岩石やモルタル等の人工物が化学的劣化を起こす問題もこれから重要となりそうですね。

Re: 宮崎層群の泥岩のスレーキング

  • タカタカ
  • 2022/01/20 (Thu) 12:02:40
興味ある乾湿風化(スレーキング)のアップありがとうございます。日南海岸でも多くのモルタル(セメント)吹付工があり、ひび割れや部分的脱落が見られます。現在、全国的にモルタル吹付工の劣化が進んでいるようです。
モルタル吹付工は、元々は、切り土面の浸食防止のために考えられた工法なので、モルタルの層厚は薄く、強度も考えられていません。このためアップされた写真のように、時間の経過によってモルタルの割れが起こります。
割れの原因としては、基本的には、外側からの力と内側から力が考えられますが、外側からの力に関しては、落石などの落下によるひび割れです。内側からの力に関しては、吹付工がある斜面全体の動きにより、吹付工にひび割れ発生が考えられます。
写真では吹付工の内側から泥岩の風化物が出てきていますが、泥岩の風化によって壊れたと言うよりも、吹付工が壊れた後、泥岩の風化物が出てきたと考えられます。

都井岬の御崎神社石柱のタフォニー

  • S.G.
  • E-mail
  • 2022/01/02 (Sun) 10:24:07
 宮崎県串間市都井岬にある御崎神社の石柱のタフォニー状況です。北に向いた面は文字がきれいに残っていますが、東を向いた面は風食が進みタフォニーが形成されています。また、石柱の上部より下部の方が風食が進んでいます。
 昔の人は、北に向いた面が風食を受けいないことを知っていたようです。

Re: 都井岬の御崎神社石柱のタフォニー

  • S.G.
  • E-mail
  • 2022/01/19 (Wed) 23:53:33
藤井さん、貴重な情報をありがとうございました。140年前だと1円は5万円ぐらいの価値があったそうです。そうなると20円は100万円ぐらいですね。
昭和初期なら1円は2500円ぐらいの価値なので、20円は5万円ぐらいですかね。
現在の経済状況から考えると、石柱の建立は戦前の昭和ぐらいが妥当かもしれません。
 それは、ともかく文字が刻まれている面は、なにがしかの加工が施されているという点に気づかれたところは素晴らしいですね。
 タフォニーは岩石中の間隙水が染み出すと生じるようですので、文字が刻まれている面は石柱に染み込んだ雨水が染み出さないようにしているのかもしれませんね。

Re: 都井岬の御崎神社石柱のタフォニー

  • 藤井
  • 2022/01/18 (Tue) 08:07:47
石柱に刻まれた「円」の通貨は明治4年(1871)に制定されており、御崎神社が現在の位置に置かれたのが、明治13年(1880)との情報がありましたので、石柱設置から現在までの間に形成されたタフォニとすると、約140年ですね。興味深いです。
SGさん 石柱の向きについては下記URLの「動画」を確認にしてください。(画像はキャプチャーを編集)
https://www.youtube.com/watch?v=6MLBSoEk2ZQ
「宮崎・都井岬の御崎神社が断崖絶壁」
1分45秒位から投稿された場所の近景を見ることが出来ます。これを見ると、拝殿の裏手(説明版の後ろ)の石柱は、
境内側にいる人から見える向きの西向きの面にきれいな文字があり、SGさんが投稿された北向きに文字がある石柱と状況が異なります。そして、動画の3分35秒位からには、神社裏手の風景があり、北向きの面にも立派なタフォニが出来ているのが見えます。(これは仮説ですが、文字を掘る面だけが研磨された石柱ではないでしょうか?)また、石柱の土台は、比較的新しい時期にコンクリートで固められたようにもみえます。(建て直し?)その後、折れたものがあるとするなら興味深いですね。
さらなる検証を希望します。

Re: 都井岬の御崎神社タフォニー

  • S.G.
  • E-mail
  • 2022/01/02 (Sun) 10:27:22
 石柱の裏側(南側を向いた面)やタフォニーのある東を向いた面の反対側の西を向いた面は、さほど風食を受けていません。
 海(太平洋)は東側と南側に広がっています。
 なぜ、東側だけタフォニーが形成されるのか、謎です。

加久藤紙屋凹地帯沿いに生じた雲

  • S.G.
  • E-mail
  • 2022/01/02 (Sun) 12:25:55
 2021年12月29日の夕方(16時40分)、一ツ瀬川から加久藤紙屋凹地帯沿いに雪崩れる雲を撮影しました。
 静止衛星「ひまわり」の画像(https://www.jma.go.jp/bosai/map.html?contents=himawari)を見ると、宮崎市と阿久根市を結ぶ低い地形地帯(宮崎県側は加久藤紙屋凹地帯)沿いに雲が発生していたことが分かりました。
 この時間帯は、強い西風が止んで凪~非常に緩やかな西風でした。このような微妙な空気のバランスで加久藤紙屋凹地帯沿いに雲が生じるのかもしれません。

足立先生逝去のお知らせ

  • タカタカ
  • 2021/12/29 (Wed) 10:58:02
会員各位

足立先生逝去のお知らせ

本会設立者の一人で、顧問をしていただいていた足立富男先生が亡くなり、昨日(12月28日)葬儀が行われました。
足立先生は広島県に生まれ、広島工業高専(現;広島大学工学部)を卒業後、海軍のテストパイロットとなりました。戦後は奥様の故郷である延岡に移り、しばらくは島浦で生活をした後、宮崎県の理科教員として採用されました。先生は教員の傍ら、県下の地質調査にたずさわり、また、昭和63年本会設立の際には、地質を担当していただき、その後多くの地質現場に案内していただきました。
 先生のご逝去は、足立地質館が消失した感を禁じ得ません。
 先生のご冥福を祈念いたします。
                    合掌 
                     髙谷精二
              (前)宮崎応用地質研究会会長                              

写真:シュードタキライト見学(延岡、東海海岸、先生83 才)

Re: 足立先生逝去のお知らせ

  • S.G.
  • E-mail
  • 2021/12/30 (Thu) 01:18:00

 足立先生から多くの地質巡検で貴重なご教示、ご指導を多く頂きまました。
 サイボーグのような強靭な肉体や精神、そして深い地質学の経験と知識にも限りがあることを思い知らされました。
 心からご冥福をお祈りいたします。

 写真は、東海海岸 2007年4月28日です。

Re: 足立先生逝去のお知らせ

  • 藤井
  • 2021/12/29 (Wed) 22:57:45
2015.8.22 日豊海岸、四浦半島周辺に行った時の写真です。
潮の満ちた海岸で真っ先に裸足になって、露頭のある島に向かわれました。足元はカッチカチのチャートです。
巡検では地質だけでなく幅広い見識で、様々な解説をして頂きました。ありがとうございました。先生のご冥福をお祈りいたします。

Re: 足立先生逝去のお知らせ

  • 藤井
  • 2021/12/29 (Wed) 22:46:33
槙峰巡検の時の足立先生の写真です。(2012.10.13撮影、87歳頃)
本当にお元気で、誰よりも歩くのが速く、露頭にまっしぐらに進み、詳しい説明をされるお姿が印象的でした。

柱状節理岩体を使った門柱

  • 藤井
  • 2021/12/26 (Sun) 08:43:52
阿蘇地方で見かけた門柱です。阿蘇溶結凝灰岩の柱状節理の岩体を使われていました。
マニア垂涎の的?(笑)
*「柱状節理」という用語は、柱状岩体を形成するズレの認められない割れ目(節理)という本来の意味の他に柱状の岩体そのものを柱状節理と表現します。また、「柱状節理」という用語は特に火砕流や火山岩などの高温で流出する堆積物、溶岩などを対象にその堆積~冷却過程で形成される割れ目構造を示すものです。(*ただし、その力学的成因はいまだ議論の対象的です)

地質学の専門用語であり、砂岩などの堆積岩に形成される長方形の岩体を構成する節理には通常用いません。
(辞典、参考書籍等でご確認ください)

Re: 柱状節理岩体を使った門柱

  • 藤井
  • 2021/12/27 (Mon) 02:38:19
タカタカさん
確かに「柱状」と「節理」の組み合わせとして、言葉は成り立ちますが、地質学的立場から、砂岩にこの用語を使うのは誤解を招くと思います。(個人的感覚としては、強い違和感があります)柱状節理という用語は形状をさすだけでなく、「対象地質」と冷却に伴い形成されるという「成因」がセットで一般化されているからです。(地学事典や地形の辞典、応用地質用語集など、★必ず複数の参考書★でご確認ください)
*なお、先の投稿で書いたように、成因についてはまだまだ議論の余地はあります。
学生時代に節理の研究をし、それ以降、節理に関する「査読付き」文献や専門書籍は数えきれないほど、たくさん目を通してきましたが「柱状節理」の用語を砂岩や泥岩の岩体に対して適用した例は見たことがありません。(身近な例として、水溜りの泥水が乾燥して出来る平面的な多角形の構造や、片栗粉を使った模擬実験での構造を柱状節理(のような構造)が出来ると表現する場合はあります。)
長柱状を呈する砂岩の場合は「節理により分離した柱状ブロック(岩体)」などと表現する方が適していると思います。いかがでしょうか?
*こちらでも、海外の文献も含めて、再度あたってみます。

Re: 柱状節理岩体を使った門柱

  • タカタカ
  • 2021/12/26 (Sun) 20:58:44
柱状節理の解説ありがとうございました。
「柱状節理は、火砕流や溶岩などの火山活動によってできる岩石の構造に関する用語」で堆積岩に見られる柱状、長柱状の割れ目に対しては使われないという理解でいいでしょうか?
私は、サボテン公園の層厚砂岩に見られる、縦方向の柱状の亀裂も「柱状節理」と書いていました。
これはペケですね(^-^)
写真はサボテン公園の層厚砂岩の亀裂です(撮影:2016/2/6)

柱状節理の断面の展示(宮崎県総合博物館)

  • 藤井
  • 2021/12/18 (Sat) 12:45:29
宮崎県総合博物館には、柱状節理の岩体の展示があります。

また、興味深いのは、水平方向にカットされ、
綺麗に研磨された断面が見れることです。
(床に埋め込まれています。)

岩体内部の鉱物や異質岩片の配列が良くわかります。
(*「集合体」を「異質岩片」に修正 2021.12.24)

異質岩片の中には
鉛直方向の節理面に調和的な配列をしているものがあり、
節理面の形成過程に関わっているのではないかとも思いました。

しかし、先入観を除いて全部を観察すると無関係なものも多く、
必ずしも一致しないところが惜しいです。(笑)
(因果関係を証明するには、統計的な解析が必要)

ぜひ、博物館で確かめて下さい。

Re: 柱状節理の断面の展示(宮崎県総合博物館)

  • タカタカ
  • 2021/12/22 (Wed) 16:10:52
なるほど!
七ツ釜の曲がった柱状節理にも、「長軸に直交する節理」が見えました。ついでに北アイルランドの曲がった部分も見ましたが、やはり、長軸に直交する節理が見えました。

Re: 柱状節理の断面の展示(宮崎県総合博物館)

  • 藤井
  • 2021/12/22 (Wed) 13:13:24
タカタカさん

①地質学会のHPに記載されているのは、
学会の説明(見解)ではなく(本文にもありますが)
「一つの仮説」です。今後の展開、議論に注目です!

②「水平」ではなく、「柱の長軸方向に直交」というのが適切かと思います。
*七ツ釜の横たわり曲がりくねった柱状節理にも、直交した割れ目がたくさんあります。
(見にくいですが、添付写真参照してください)

③私の実験はあくまで妄想です。しかし、簡単な実験で頭の体操が出来、
自分の中での発見や再認識、条件設定の難しさにぶつかること、
見過ごしている力の作用に気付くなど、
いろいろ面白いことだらけです。

Re: 柱状節理の断面の展示(宮崎県総合博物館)

  • タカタカ
  • 2021/12/22 (Wed) 10:24:35
七ツ釜(佐賀県)の柱状節理にも、水平な節理があるとの情報、ありがとうございました。昔、柱状節理のでき方については、冷却時の収縮によるものと書いてある本を読み、それを長く信じていましたが、玄武洞の柱状節理を見て、それだけではないことを知りました。
ご紹介されました、「地質学会の説明」を読みましたが、「柱状」と「板状」が交錯して、よく理解できませんでした。もう一度読んでみます。
「密かなる実験」がうまくいきますように、期待しています。

Re: 柱状節理の断面の展示(宮崎県総合博物館)

  • 藤井
  • 2021/12/22 (Wed) 07:00:48
タカタカさん 玄武洞の写真と柱に対して直交する節理についての
コメントありがとうございます。不思議ですよね。

唐津の七ツ釜の玄武岩柱状節理にも同様の、
柱の方向に概ね直交する節理(板状節理)が見られます。
本当に面白いです。

なお、これらの成因については、すでにご存じだとは思いますが
新たな議論(仮説)が日本地質学会で示されています
http://www.geosociety.jp/faq/content0920.html

論点は
・流離構造との関係に着目した上で考えられる形成順序
・冷却時に出来るとしたこれまでの一般的な成因の説明に対して、
岩体の「膨張」時の挙動が関係しているのではないかという仮説です。

まだまだ未解明な柱状節理です。
私も、膨張説に関連した実験を密かにやっています。
(密閉空間で膨張する時には相対的に圧縮に似た作用が生じ、
鉱物の配列が規制され。。。節理面の形成に寄与。。。)
<妄想です>   ほんと不思議で面白いです。

Re: 柱状節理の断面の展示(宮崎県総合博物館)

  • タカタカ
  • 2021/12/19 (Sun) 22:07:18
柱状節理の写真アップ、ありがとうございました。
私たちが宮崎で見ている高千穂峡や日向岬の柱状節理は源岩が凝灰岩ですが、玄武洞(兵庫県豊岡市)の玄武岩に見られる柱状節理は、縦方向の節理と横方向の水平な節理が見られます。このため、座布団を重ねたような形状をしています。

参考のため、他の地域の玄武岩の柱状節理はどんなものか、北アイルランドのジャイアントコーズウェイの写真を見ますと、やはり水平な節理が見られました。

トカラ地震

  • Biden
  • 2021/12/06 (Mon) 08:34:46
日本列島三次元地震波速度構造表示ソフトウェアにあるデータを展開。フィリピン海プレートは45°でもぐり込んでいるようです。データ量が少ないため速度構造は不明です。

Re: トカラ地震

  • 藤井
  • 2021/12/16 (Thu) 13:08:02
解析断面は、海底地形から推定されるプレート境界線に対して、直角に設定されていると思います。

断面図をみるとプレートの沈み込みに伴うと推定される深い震源は、
確かに約45度で分布していますね。(表層の浅い地震を除く)
しかも、2本の線が引けそうです。

浅い地震と深い地震に分けた断面でみると、プレート境界地震が、明瞭になると思います。

また、平面的な分布をみると、深い地震に対応する震源位置は、
解析断面に対して「斜行」する2つの扁平な楕円形の分布域に集中しているようにも見えます。

解析された地震の断面位置に対する幅の中に、
プレート境界に対する「斜め」沈み込みの2枚の地震発生域があるようにみえました。

境界面の最大傾斜角が、約45度であるとしても、進行方向に対してはもっと緩やかな傾斜で、
斜めに沈み込んでいるのではないかとも思います。

自重で沈み込んでいるのか、外力で押されているか、またはそのバランスによって、
沈み込む平面的な角度が違ってくるとも思います。

面白いですね。

ダム湖の紅葉と地形

  • 藤井
  • 2021/11/26 (Fri) 01:32:41
美郷町の西郷ダム湖で見た紅葉です。
不思議な地形ですね。

Re: ダム湖の紅葉と地形

  • 藤井
  • 2021/12/04 (Sat) 06:31:16
Bidenさんの地形図の右下、笹陰集落から
対岸の地形を見た写真になります。

自然地形のダムによる水没か、
人工的な手が加わったことも影響しているのか?
詳細については、未確認です。m(__)m

紅葉により輪郭が浮き出ていて、気になっています。

Re: ダム湖の紅葉と地形

  • Biden
  • 2021/12/02 (Thu) 08:56:51
何か不自然にみえます(^^)

放散虫化石を見る !

  • 藤井
  • 2021/11/21 (Sun) 11:20:26
先日、宮崎県立総合博物館に行って来ました。

現在、感染対策を行いながらですが、
通常の見学が可能になりました。

しばらく出来なかった放散虫化石の顕微鏡観察も可能に!

やはり実物をみるのはいいですね。
綺麗な模様に見とれてしまいます。

写真は接眼レンズに、スマホを密着させて撮影。
(もちろん、前後に消毒)

Re: 放散虫化石を見る !

  • だれとランかい?
  • 2021/11/24 (Wed) 08:40:47
エクセレントです。
放散虫を含む微化石研究層序の進展により、
付加体堆積物の解明は、
飛躍的に進んだことを学生時代に体感しました。

Re: 放散虫化石

  • 藤井
  • 2021/11/21 (Sun) 11:21:34
展示状況です。