第3回巡検報告

  • S.G.
  • 2018/10/13 (Sat) 20:26:06
 10月13日(土)に、宮崎応用地質研究会の第三回巡検がありました。
 巡検をした箇所の写真を巡検した順に1枚ずつアップします。
 まずは、名貫川下流県道302号から150m上流側のポイントです。
 150万年前(更新世)の軟質な地層中にある硬いコンクルーション(ノジュール)です。水流によって境界部が浸食されています。

Re: 第3回巡検報告

  • タカタカ
  • 2018/10/15 (Mon) 11:41:13
本日の見学地は名貫川の河床に露出する球状砂岩でしたが、まず見えたのは、写真真ん中にある水制工でした。少し壊れているので内部が見えます。
水制工は全体的に礫の練張りで、先端部から中程までは径20~30cmの 礫の練張り、堤体に近い部分は50~60cmの大礫をアンカーで繋いであります。
水制工の下部に少し壊れた部分が見えますが、ここは鉄骨の中に栗石を詰めたものです。鉄骨の材料はトロッコの線路とのことです(O氏談)。このことから考えると、水制工の施工はかなり古く、昭和30年より前だったと考えられます。

Re: 第3回巡検報告

  • S.G.
  • 2018/10/13 (Sat) 21:10:39
5番目のポイントは、宮崎市高岡町糸原の宮崎層群生目層(約400万年前)中にある餅状コンクルーションです。
完全なコンクルーションではなく、やや柔らかい石灰分濃集部ですが、中央にスナモグリの仲間の生痕化石が見られます。
 位置は、北緯31°57′11.11″、東経131°22′0.86″です。

Re: 第3回巡検報告

  • S.G.
  • 2018/10/13 (Sat) 21:03:28
4番目のポイントは、国富町森永の石峯公園の森永化石群(県指定天然記念物)です。
 宮崎層群妻層(約500万年前)の石灰質砂岩です。
 破片化した貝化石が水流によって流され、一箇所に集まっています(化石床)。このような化石を異地性化石と言います。
 位置は、北緯32°0′25.95″、東経131°17′15.83″です。
 

Re: 第3回巡検報告

  • S.G.
  • 2018/10/13 (Sat) 20:34:37
3番目のポイントは、新富町岩脇(いわなぎ)の貝化石床です。
宮崎層群高鍋層(約260万年前)の石灰質砂岩層中にあります。
冷湧水の周りに群生したツキガイモドキという大型の二枚貝の化石床です。貝は原型を有しており、あまり移動していないようです。
久家神社内にあります。
位置は、北緯32°4′42.63″、東経131°30′29.67″です。

Re: 第3回巡検報告

  • S.G.
  • 2018/10/13 (Sat) 20:29:17
 2番目のポイントも名貫川で国道10号線から東に450m行ったポイントです。
 150万年前の宮崎層群中のノジュールです。化石化した木片の周辺にノジュールが出来ています。
(投稿前に、内容をプレビューして確認できます)